スピーカー CDT Audio(シーディーティーオーディオ) ES-200Z
ES-200Z 定価57,750円(税込み)

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● CDT Audio 2-Way Crossover
“中音域が硬質になっていませんか?” 不快な共鳴や響きがあるのなら、それを解消することができます。取り付けを車両内で最も簡単な場所に行うと、通常は音質が犠牲になります。

理想的なフラットパネルでの使用に合わせて最適化されたスピーカーシステムは、車両内のキックパネル領域や洞窟状の場所に実際に取り付けた場合、音質とバランスが劇的に変化してしまうことがあります。キックパネル領域の奥深くに取り付ければ取り付けるほど、中音域の強調が大きくなるのです。こうした取り付け位置に関する難しい問題を解決するのが“ゾーンアダプター”200Zです。

200Zはミッドバスドライバーの中音域を減衰および平準化するように機能し、オーディオシステムの自然なバランスを回復させます。このように局所的な平準化を行うことは、この種の問題に対処する上で最も有効な方法です。ゾーンアダプターはシステムの中音域バランスを回復させる賢明なソリューションなのです。

新型クロスオーバーの200Zは、“トランシエントオプティマイズ”4th/5thオーダーの楕円クロスオーバーであるというだけでなく。車両サウンドシステムのブライトネス問題に対し、その原因を選択的に解消できる最善のソリューションです。硬質な音、ブライトネス、ハウリングなどはいずれも、一般に300Hz〜3kHzの中音域において(車両室内を原因として)音響エネルギーつまり出力が大きくなり過ぎたことによる結果です。経験の浅いユーザーはそうしたサウンドをツイーターによるものだと判断しがちですが、実際に関係している周波数はそれより驚くほど低い領域のものです。つまり、ごく一般的に発生するこの問題は、ミッドバスドライバーを制御すればほぼ必ず解決できるということです。

スピーカーシステムの設計が適正ならば、そもそも何でそんな問題が発生するのか?

その答えは、スピーカーの取り付け位置によって音響負荷が変化することと、中音域周波数の吸収が選択的に失われることにあります。レザー等のシートカバーとスエードや一般的なプラスチックの内装では、中音域が著しく強調されることがあり、その傾向は運転席に近い車両前部で顕著です。またそうした領域にスピーカーを取り付けると、やはりフロントの運転席や助手席で中音域のエネルギーが最大化します。一般に中音域ドライバーは耳に近すぎるために指向性がなく、直近のリスナーがわずらわしく感じることはありません。しかしその結果はほとんどいつも同じです。最も重要な位置で“不快な響き”が局所的に発生するという問題が生まれます。

この問題に対してイコライザーはほとんど助けになりません。なぜならイコライザーは車内の全域で攻撃的なサウンドを作り上げ、中音域にホットスポットとコールドスポットを作るからです。それに対し200Zは、過剰なエネルギーを供給して周囲の局所音量を高めている単一のスピーカーを平準化し、問題が発生していない車両のそれ以外の部分には何も手をつけずにおきます。そのため、フルカスタムの部品を探し回ってシステムを設計しなくとも、“その場所に合わせた設計の”高性能フルカスタムシステムを実現できるのです。

ES-200Zは中音域全体に対して細かい作業を行うことで、それよりも広い音域の問題にも対処できます。これは、通常はツイーターに関係する高周波数効果による高音の減少という問題に対し、200Zは2種類の特別な設定を持っているからです。数多い設定の組み合わせを正しく選択すれば、高性能なシステムが実現できます。

  “トランシエントオプティマイズ”楕円クロスオーバーのメリット

パッシブクロスオーバーはコンポーネントスピーカーシステムで非常に重要な仕事を行っています。音楽以外の人工音を持ち込むことなく、正確な音楽再生という仕事を適切なドライバーに分け与えなければならないからです。高い評価を受けているCDTのドライバーに適する製品を作り上げることは、それと同様に困難な仕事でした。ここで“トランシエントオプティマイズ”のクロスオーバーと呼んでいる製品は、カーオーディオにとっての一大技術革新なのです。独創設計の24dBエリピティックネットワークであるこの製品は、従来の“バターワース”や“リンクウィッツライリー”といったパッシブフィルターのトポロジーに対してはっきりと優位性を持っています。この製品のトポロジーは非常にユニークなもので、市販のカーオーディオ製品に採用されたのは今回がまさに初めてです。高性能を生み出す鍵は最適な精度であり、それは正確性と速度とを意味します。両者は対立する原理であり、その両立は至難の業です。音楽をドライバーの取り付け位置から前方へと仮想的に移動させ3次元イメージを作り上げるには、最適な速度とドライバー品質との調和が必要です。


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